
ガントチャートをExcelで作るとき、いちばん手間なのはセルの塗りつぶしです。予定が1日ずれるたびに塗り直すことになり、そのうち誰も直さなくなる。このファイルは、タスクの開始日と終了日を入れると、その期間のセルに条件付き書式で帯が引かれます。日付をずらせば帯もずれる。進捗率を入れると、終わったぶんだけ帯が濃い青になり、開始と終了が同じ日のタスクはオレンジのマイルストーンになります。
シートは2枚。「工程表(日)」は1列が1日で62日分、「工程表(週)」は1列が1週で52週分です。入力欄は同じなので、2か月の制作なら日、年間計画なら週、と使い分けられます。
入れるのは開始日と、タスクごとの4項目
B2に開始日を入れると、そこから右に日付が並びます。土曜は薄い青、日曜と祝日は薄い赤。B3は「今日」で、最初は今日の日付を返す式が入っているので、その列が赤い線で囲まれます。印刷して配るときなど、日付を固定したければB3に日付を上書きしてください。
タスクの行には、タスク名、担当、開始、終了、進捗の5つ。日数は自動で出ます。開始と終了はExcelの日付として入れる必要があるので、「10/15」のように打てばその年の日付になります。
行は40行。足りなければ、40行目より上の行をコピーして間に挿入すれば、条件付き書式も一緒に増えます。一番下の行の下に足すと書式が付かないので、そこだけ注意が要ります。
帯の色は3段階、優先順位がある
条件付き書式のルールは上から、マイルストーン(オレンジ)、進捗済み(濃い青)、予定(薄い青)、今日の線、日曜と祝日、土曜、の順に並んでいます。Excelは先に一致したルールの塗りを優先するので、予定の帯の上に土日の色が乗ることはありません。逆に、帯のない土日には色が付きます。
進捗済みの範囲は「開始日から、日数×進捗率を四捨五入した日数ぶん」です。10日間のタスクで進捗60%なら、開始から6日目までが濃くなります。実際の作業が前半に偏っていてもこの計算では表せませんが、進捗率を入れるだけで見た目が変わることを優先しました。
週単位のシートでは、その週に1日でも予定が重なっていれば帯を引いています。開始日を含む週の月曜から始まるので、10月1日(木曜)を開始日にすると、最初の列は9月28日の週です。
祝日の色は一覧で判定している
祝日は「祝日」シートの一覧で判定しています。内閣府が公開している「国民の祝日」のCSVから2025年から2027年の分を転記しました。翌年分は行を足すだけで色に反映されます。関数だけで祝日を出す方法もありますが、春分の日と秋分の日は前年に官報で決まるので、一覧を持つほうが確実だと判断しました。シフト表のテンプレートと同じ作りです。
週単位のシートには土日祝の色を付けていません。1列が1週なので、色を付ける意味がないからです。
やっていないこと
タスク同士の依存関係(前のタスクが終わらないと次が始まらない)は扱っていません。前のタスクの終了日を参照する式を開始日のセルに入れれば、手で作ることはできます。担当者ごとの集計や、予定と実績の2本の帯も入れていません。実績の帯は要望があれば有料版で作ります。
動作を確かめた範囲
Microsoft 365のExcel(バージョン16)で開き直して再計算し、日単位のシートは10月1日から12月1日までの62列、週単位のシートは9月28日から翌年9月20日までの52列が並ぶこと、サンプル5件の日数(7、12、27、16、1)が合うこと、エラー値のセルがないことを確認しました。帯と色は、今日を10月20日に固定してPDFに書き出して目で確認しています。
GoogleスプレッドシートとLibreOfficeでは確認していません。祝日の判定が別のシートを参照しているので、スプレッドシートではその部分だけ動かない可能性があります。
シフト表と組み合わせて使う場合は、月間シフト表のテンプレートも同じ祝日一覧で動きます。


