Tool / 書類

請求書・見積書・納品書・領収書の作成(インボイス対応)

明細を入れると右にA4の書類ができ、印刷画面からPDFで保存できる。消費税は税率ごとに1回で計算する。入れた取引先や金額はブラウザの外に送らない。

書類と宛先

明細

単価の入力
消費税の1円未満
ご請求金額0円

自社(発行する側)

Tと13桁の数字。免税事業者なら空にする。

ロゴ(PNG・JPG)
印影(PNG・JPG)

画像はこの端末のブラウザに保存する。2つ合わせて2MBまで。白い背景の印影も、紙の上では文字に透けて重なる。

保存と読み込み

入力は自動でこの端末のブラウザに残る。別の書類として取っておくなら名前を付けて保存する。

    インボイスの記載事項

      PDFとして保存するには、印刷画面で送信先を「PDFに保存」にする。用紙はA4、余白は既定のまま。

      種類を選んで自社と明細を入れると、右にA4の書類ができる

      1. 上のタブで請求書、見積書、納品書、領収書のどれかを選ぶ。入力は4つで共通なので、同じ明細のまま種類だけを切り替えられる。
      2. 自社の欄に名前、住所、登録番号、振込先を入れる。ロゴと印影の画像もここで置く。印影は自社名の右端に重ねて配置した。
      3. 明細に品名、数量、単位、単価、税率を入れる。単価を税込で持っているなら「税込で入れる」に切り替える。行は「行を足す」で増やし、矢印のボタンで並べ替える。
      4. 右上の「インボイスの記載事項」で、未入力と出ている項目を埋める。
      5. 「印刷・PDFで保存」を押し、印刷画面の送信先を「PDFに保存」にするとA4のPDFになる。明細が多ければ2ページ目に続き、表の見出しは次のページにも付く。

      請求書を出したあと入金を受けたら、保存の欄で「複製して領収書にする」を押す。元の請求書は名前を付けて残り、同じ明細の領収書が今日の日付でできる。

      消費税は税率ごとに1回だけ丸め、源泉は1円未満を切り捨てる

      消費税は、10%と8%の明細をそれぞれ合計してから税率を掛け、1円未満を1回だけ処理する。国税庁のインボイスQ&Aの問57は、端数処理は1枚の適格請求書につき税率ごとに1回で、行ごとに計算して足し上げることは認めないとしている。切り捨て、切り上げ、四捨五入のどれにするかは任意とあるので3つから選べるようにし、既定は切り捨てにした。数量に小数がある行で金額に1円未満が出たときも、同じ方式で円に丸める。税込で入れたときは、税率ごとの税込の合計に10/110か8/108を掛けて、内税の消費税を出す。

      値引きは、問70が挙げる2つのやり方のうち、対価の額から直接減らすほうで計算する。按分を選ぶと、税率ごとの合計の割合で値引きを割り、四捨五入して、端数を最後の税率に寄せる。問70の記載例と同じ丸め方だ。消費税額は値引き前のまま書き、下に返還の行を足すもう1つのやり方には対応していない。

      源泉徴収税額は、国税庁のタックスアンサーNo.2795のとおり、100万円以下の部分は10.21%、超える部分は(対象額−100万円)×20.42%+102,100円で、1円未満は切り捨てる。報酬と消費税が明確に区分されていれば報酬の額だけを対象にしてよいとあるので、既定は税抜の合計にした。2027年1月からは防衛特別所得税が加わるが、国税庁の「源泉徴収のあらまし」では合計税率が所得税率の102.1%で、10.21%と20.42%は変わらない。対象は書類全体の額なので、交通費などを外したいときは対象額を手で入れる。

      記載事項のチェックは、タックスアンサーNo.6625の6項目に合わせた。登録番号はTと13桁の数字という形(消費税法基本通達1-7-2)だけを見ていて、国税庁の公表サイトに登録があるかは照会しない。外に通信しないためだ。領収書は、記載金額が5万円以上だと収入印紙の枠を出す(No.7105)。登録番号があれば課税事業者として消費税額を記載金額から外し(No.7124)、なければ税込の額で判定する。1,000万円を超える額の印紙税は出さず、枠だけ置く。

      どれも2026年10月19日に確認した。

      計算はJavaScriptとPythonで別々に書いた。10%と8%と非課税が混ざった明細、端数処理の3通り、税抜と税込の入力、値引き、源泉徴収を組み合わせた書類16,006件(計算できた11,068件と、入力の誤りとして止めた4,938件)に、期限3,000件、源泉の額3,432件、印紙税1,000件、登録番号600件を足した24,038件を突き合わせ、不一致は0件だった。消費税の端数処理の記事の例、税抜287,350円(10%)と64,820円(8%)から6,090円を按分する計算も、10%分4,969円、8%分1,121円で同じになった。

      対応していないものもある。外貨、5%や3%の旧税率、レシートのような適格簡易請求書の形、行ごとに源泉の対象を分ける計算は入れていない。

      請求書を作っていて引っかかりそうなところ

      行ごとに消費税を出していた請求書と1円合わないのはなぜか

      行ごとに丸めると、端数を捨てる回数が行の数だけ増える。25行の請求書で比べたとき、行ごとの切り捨ては税率ごと1回より9円少なかった。インボイスでは税率ごとに1回が決まりなので、このツールの額に合わせる。

      法人あての請求書でも源泉徴収の欄を使うか

      使わない。報酬から源泉徴収するのは、支払を受けるのが個人の場合だ。相手が法人なら印を外す。個人でも、源泉の対象になる報酬かどうかは仕事の種類で決まり、このツールは判定しない。

      取引先の名前や金額を入れても外に出ないか

      出ない。計算も書類づくりもページの中で終わり、入力はこの端末のブラウザにだけ残る。ほかのツールにある、入力をURLに持たせて共有する仕組みはここでは作らなかった。取引先の名前と金額がリンクに載ると、チャットの履歴やブラウザの履歴に残ってしまう。別の端末に移すときはJSONで書き出す。

      免税事業者でも使えるか

      使える。登録番号を空にすれば、番号のない請求書になる。チェックの表で登録番号が未入力と出るのは、その書類が適格請求書にならないことを示すためで、請求書として出すこと自体はできる。

      請求書の前後でExcelを使うとき

      端数処理を行ごとにすると何円ずれるか、端数値引きをどう書くかは消費税の端数処理の記事で計算した。見積から納品、請求までを番号でつないで請求漏れを見つける表は見積と請求の管理表の記事に置いた。

      書類を作らずに、金額1つの税込・税抜や、端数処理を変えたときの1円の違いだけを見るなら消費税の計算ツールで。

      出した請求書の入金を期日から数えて追うなら売掛金の年齢表の記事、2割特例が終わったあとの納税額は2割特例はいつまでかの記事にある。報酬から源泉徴収した税を納める日は納期の特例の記事で確かめられる。

      印影の欄に置く角印や認印の画像は、電子印鑑の作成ツールで透過PNGにして作れる。