解約は設定のBillingからCancelを押すだけだ。効くのは今の請求期間の終わりで、それまでは有料のまま使える。次の請求を止めたいなら、請求日の24時間前までに押す。
迷うのはその前の段階だろう。やめるのか、下のプランに移るのか。手元の記録から使った日数を数えると、1日あたりいくら払っているかが出る。それを見て決める。
以下の手順と料金は、2026年9月21日にAnthropicのヘルプセンターと料金のページで確かめた。使用量の集計は自分の端末の記録を数え、計算はMicrosoft 365のExcel(バージョン16)で行った。実際の解約は行っていない。
手順は、イニシャルからBillingへ
ヘルプセンターの記載はこうだ。ウェブとデスクトップでは、claude.aiにログインするかClaude Desktopを開き、左下のイニシャルをクリックしてSettingsを選ぶ。SettingsのBillingに進み、Cancelを押す。
iOSとAndroidでは、右上のイニシャルをタップしてBillingを選び、Manage subscriptionに進む。
ここで注意が要る。App StoreやGoogle Playで購入した場合は、Claudeの設定からではなく、それぞれのプラットフォームの購読管理で扱う。どこで契約したかを先に思い出す。
解約しても、今の請求期間は使える
解約は今の請求サイクルの終わりに効く、と書かれている。最後の請求期間を通して有料プランの利用を保てる、とも書かれている。
つまり、月初に解約しても月末までは同じように使える。早めに押して損をすることはない。使い切ってから押そうとして、うっかり次の請求日をまたぐほうが損になる。
次の請求期間分を課金されないようにするには、次の請求日の少なくとも24時間前に解約する、と明記されている。請求日の当日に気づいても間に合わない。カレンダーに請求日の2日前で入れておく。
返金は原則ない
ヘルプセンターには、利用規約で明示されている場合と法律で求められる場合を除き、すべての支払いは返金されないと書かれている。
例外として、欧州経済領域と英国の居住者は購入から14日以内に返金を受けられる場合があり、その額は利用に応じて按分される、とある。
購入経路によって窓口も違う。iOSのApp Storeで買った場合、返金できるのはAppleだけで、reportaproblem.apple.comから申請する。Google Playの場合は、メールアドレスかGPAで始まる注文番号を添えて問い合わせる形になる。
銀行と係争中だと返金の処理ができない、という記載もある。カード会社に異議を出している状態では止まる。
解約とダウングレードと削除は別物
3つを混ぜると操作を間違える。
解約は、有料の契約をやめることだ。アカウント自体は残る。
ダウングレードは、上のプランから下のプランに移ることをいう。MaxからProへ移る場合も、有料から無料へ移る場合も同じ扱いで、今の請求期間の終わりまでは元のプランが続く。
アカウントの削除は、契約ではなくアカウントそのものを消す操作になる。やめたいだけなら、ここまでやる必要はない。
年払いなら、10.2か月が分かれ目
料金のページによると、Proは月払いで$20、年払いなら$200を前払いして月あたり$17になる。Maxは$100からで、Proの5倍または20倍の利用量を選ぶ形になっている。無料のプランにClaude Codeは含まれない。
年払いにすると1年で$36安くなる。ただし、途中でやめると前払いした分が残る。
=ROUND(年払いの総額/月払いの月額,2)
$200を$20で割ると10.2になった。11か月以上使うなら年払いが得で、10か月以内でやめるなら月払いのほうが安い。
やめるかどうか迷っている段階なら、年払いにしない。迷いが消えて1年使うと決まってから切り替える。
手元の記録から、使った日数を数える
やめるかどうかは、感覚ではなく日数で決める。~/.claude/projects/の下に、セッションごとの記録が残っている。ここから日ごとの応答の数を数えられる。
自分の端末で数えたら、3日分しか残っていなかった。記録は既定で30日より古いものが消えるが、この端末で使い始めたのがその範囲だったためだ。
| 日 | 応答の回数 | 記録のある時間帯 |
|---|---|---|
| 9月19日 | 800 | 9時間 |
| 9月20日 | 1,107 | 23時間 |
| 9月21日 | 49 | 2時間 |
いちばん多い日と少ない日で22.6倍ちがう。3日の平均は652回になるが、平均を見ても意味がない。見るのは、何日使ったかのほうだ。
月額を使った日数で割ると、1日あたりの金額が出る。
| 月に使った日数 | Pro月払い | Pro年払い | Max |
|---|---|---|---|
| 3日 | $6.67 | $5.67 | $33.33 |
| 5日 | $4.00 | $3.40 | $20.00 |
| 10日 | $2.00 | $1.70 | $10.00 |
| 20日 | $1.00 | $0.85 | $5.00 |
月に3日しか開いていないなら、1日$6.67を払っている計算になる。
数える手順
手軽に見るだけなら、エクスプローラーで済む。アドレス欄に%USERPROFILE%\.claude\projectsと打つと、プロジェクトごとのフォルダが出る。中のファイルの更新日時を並べれば、どの日に使ったかが分かる。
日ごとに使ったかどうかまで出したいなら、PowerShellで数えられる。セッションの記録はプロジェクトのフォルダの直下に置かれている。
Get-ChildItem $env:USERPROFILE\.claude\projects\*\*.jsonl |
Group-Object { $_.LastWriteTime.Date } | Select-Object Name, Count
日付ごとに、その日に更新されたセッションの記録の数が出る。手元で実行したら3日分が並んだ。数えたいのは何件かではなく、行が何行出るかのほうだ。出た行数が、その月に使った日数にあたる。
どちらの方法でも、見るのは回数ではなく日数だ。月に何日開いたか。この数字だけで、続けるか下げるか止めるかが決まる。
下げるか止めるかの決め方
数えたあとの判断は3つの問いで済む。
上限に当たったことがあるか。一度もないなら、上のプランに移る理由はない。枠の数え方は上限とリセットの記事に書いた。
月に何日使ったか。3日以下なら、いったん止めて必要になったときに入り直すほうが安い。解約しても期間の終わりまでは使えるので、押すこと自体に損はない。
Maxを使っているか。Maxの下限はProの5倍だ。枠に当たっていないなら、Proに下げて様子を見る。下げても今の期間は元のプランのまま使える。
使う場所を変えても枠は減る。自宅のPCとVPSのどちらで動かすかという話と、プランの話は別だ。費用の切り分けは24時間動かすときの費用の記事に書いた。
踏んだ失敗
使用量を数えずにプランを上げたことがある。枠に当たって作業が止まったのが悔しくて、その日のうちに上げた。あとから数えたら、当たったのは月に1回だけだった。1回のために5倍を払っていた。
記録が消えることを知らずに数え始めたのも失敗だった。30日より古い分は起動時に消えている。長い期間で見たいなら、消える前に月末に数えて記録しておく。
年払いに切り替えたあと、3か月で使わなくなったこともある。10.2か月という分かれ目を知っていれば、月払いのままにしていた。前払いは、続ける確信ができてからでいい。
請求日を把握していなかったこともある。月末だと思い込んでいたら、契約した日に合わせて中旬だった。24時間前までという条件があるので、請求日そのものを先に確かめる。
確認していないこと
実際に解約していない。上の手順はヘルプセンターの記載を読んだもので、画面の文言は変わることがある。
解約したあとに会話の履歴がどう扱われるかは確認していない。アカウントを残す場合と削除する場合で違うはずだが、今回読んだページには書かれていなかった。
日本円での請求額と為替の扱いも確認していない。料金のページはすべてドル表記だったので、そのまま書いている。
Teamプランの解約は扱っていない。座席の扱いや管理者の操作が別にあるので、組織で契約している場合は管理者に確認してほしい。会社の端末で使う場合の確認事項は会社のPCで使うときの記事に分けて書いた。
出典(2026年9月21日確認): Anthropic「Cancel your Pro or Max subscription」、「Request a refund for a paid Claude plan」、Claudeの料金ページ。



